編集後記
この日が来るのを、
多くのファンが待ちわびていました。
前日、公演初日に地震があり
交通機関の乱れなどから
公演の開始時刻が大幅に遅れるなど
思いがけないアクシデントに
団員の皆さんも、スタッフの皆さんも
相当お疲れなのでは・・・と
翌日の舞台への影響を心配していましたが
そんな不安を吹き飛ばすように
何か熱い想いが
舞台からも、客席からも感じられ
心地よい一体感に満たされたような
素晴らしい公演でした。
終演後には初日同様に
観客の皆さんを出演者の方々が
お見送りするという心遣い
地域に根を下ろした活動を続けるシティ
そしてそれを支える観客との
暖かな絆を更に深めるひと時となりました。
これまで、様々な機会に
彼のアルブレヒトを観てきましたが
やはり、全幕を通じ役に入り込む中で
その感性は更に際立った豊かさを発揮し
演技や表現を超え
黄凱とアルブレヒトとの魂の律動が
まるで共鳴するかのように
この日の黄凱からは
アルブレヒトそのものの心から
解き放たれる様々な感情が
大きな波動となって
押し寄せてくるようで
そのうねりに巻き込まれるように
物語の世界に惹き込まれていきました。
そして、こういった機会に触れるたびに
彼のスケールは更に大きく、深く
広がりを持ち
アーティストとして成熟し続けるのでしょう。
今後も、そうした機会に数多く恵まれる事を
心から願ってやみません。
最後になりましたが
本番撮影を御許し頂き、御協力下さった
東京シティバレエ団、ティアラこうとう
並びに撮影関係者の皆様
そして、舞台写真撮影にお力添え頂いた
Ballet PhotographerのPLIEさんに
深く御礼申し上げます。